ビル内に設けられた裏千家流茶室です。3畳台目、8畳、6畳、路地、待合を有し、間口6尺の水屋も備えた茶室となっています。
3畳台目は、2種類の平天井と掛込み天井で構成され、掛込み天井部は、準不燃材木による屑張りの意匠としています。床柱には赤松皮付丸太、手前座の中柱にはさるすべりの変木を使用し、利休流の二重棚を備えています。風炉先は下地窓を設けることで、手前座の明るさを確保しています。
広間は、8畳と6畳を続き間で使えるようになっています。2つの部屋を仕切る襖の敷居は取り外しができるよう細工が施され、多人数の稽古時に対応しています。
廊下に設けられた床下収納は、24時間換気システムを活用することで床下に空気の流れをつくり、湿気による弊害を防ぐ工夫がなされています。
浦安の茶室の建築概要・写真
竣工 | 2009年10月 |
所在地 | 千葉県浦安市 |
用途 | 茶室 |
延床面積 | 118.93㎡ |