既存の児童館建物内に設けた0歳児から2歳児までを受け入れる小規模な保育園です。

異年齢保育を行うこの保育園の部屋は、園児の活動に合わせて「食事コーナー」「睡眠コーナー」「遊びコーナー」の3つに分けて配置し、3室を閉じられた壁で区切らずに隣接させることで、保育士の目が他室にも届き、効率的な異年齢保育を実現しています。保育動線を効率化することで、保育士の負担軽減にも貢献しました。

また、既存の障子や収納棚を利用し、開放的かつ機能的な間仕切りとしています。予算がタイトなプロジェクトだったため、既存設備を有効活用したうえで、保育園の理念の実現につなげました。

プロジェクトのポイント

  • 既存建物内の一画を保育園にリノベーション
  •  3つの部屋を隣接させ、効率的な異年齢保育を実現
  •  部屋同士を壁で区切るのではなく、大きな建具とすることでつながりのある空間に
  •  既存建具・収納を効果的に活用し、間仕切りとすることで効率的な運営を実現

青戸ひだまり保育園の写真

青戸ひだまり保育園の建築概要

所在地東京都葛飾区
用途保育園
構造鉄筋コンクリート造
階数2階建
敷地面積
延床面積約80㎡