既存の児童館建物内に作られた0歳児から2歳児までを受け入れる保育園です。
異年齢保育を行うこの保育園の部屋の配置は、「食事コーナー」「睡眠コーナー」「あそびコーナー」という3つ部屋が、お互いを補完する位置に隣接して配され、それぞれが視覚的、行為的に連携することが意図されています。
3室は閉じられた壁で完結することなく、保育士の目が他室にも届き、常に空気(雰囲気)が流れる関係をつくり出しています。また、既存の障子を利用して、空間をやわらかく仕切っています。古い障子枠の向こうに、新しい空間や子どもたちの姿を望むことができます。
